

熊野古道センターを見た後は、一足飛びに、丸山千枚田へと走る。
丸山千枚田は、昔は2000枚ほどの棚田があったのが、過疎化の進行で、530枚程まで減って、荒廃が進んでいた。これを当時の紀和町長が、心を痛め、大事な地域資産として守ることを決意し、棚田の保全を開始し、今では多くのオーナーの参加を得て、1300枚ほどまで回復させてきている。
今の時期は、田んぼには、緑も水もなく、枯れているので、その美しさを見るにはあまり良い時期ではないが、
熊野に来た限りは是非、見て頂きたかったし、また、そのように希望していたので、車を走らせた。翌日は車を貸して、湯之峰ー本宮を廻って貰う予定なので、ルート見学も兼ねての走りだった。
42号から、有馬で、311号に入り、熊野古道・本宮道の「風伝峠道」の下のトンネルを越して、すぐを右折して、「通り峠」道に沿いながら、千枚田に行く。
千枚田を斜め上から、全景を見るポイントに車を駐めて見る。その後、千枚田に入る。丁度真ん中に案内板が立っていて、ここに当時の紀和町長の宣言文が載っている。本当に名文です。
その後、紀和町内を走り抜けて、湯ノ口温泉に行く。
ここは、45度の源泉で、一切、加温も加水もなく、循環もなく、まさに源泉掛け流しの純度100%の温泉なのだ。
露天もあって、気持ちよく、心までが、洗われるような気持ちになる入浴です。
また、この湯ノ口には、バンガローやコテージがあって、炊事設備もついていて、食材持ち込みで、自由に食事が出来て、宿泊代が、一人あたりでは2000円ぐらいで過ごせるというとてもよいところで、家族連れや、同級会などで利用すれば最高のところで、30人までは団体での利用が可能なのです。