3/9に、「薮原稲荷神社の初午」の祭りが賑やかに行われた。
朝から、天気は晴れで、風も弱く、暖かい日となった。恒例の集落の春の最大の祭りが始まった。
午後一時から、神事が始まり、厄年の人々の祈祷が行われ、また、集落の家内安全、繁栄が祈られた。祭壇は、石段の上の社の中に設けられ、今年は10数人の厄年の人がいた。境内に座ったり、あるいは立ったりして、神事を見守りながら、それぞれの人々は、談笑だ。
子供の時には、まだまだ、集落には人が多かったので、この日の祭りは賑やかだったのだ。どぶろくも振る舞われ、大人の身体の隙間から、湯呑み茶碗を差し出して、飲んだうまさが今も、忘れられない。
神社までは結構きつい石段を登らなければならないので、この石段上がりは、集落の人々の体力測定の役割を果たしている。この石段を登ることが難しくなると、一人での行動に制限がかかるのだ。
神事の後は、待っていた餅まきだ。こちらは、この餅まきのために参加しているという本末転倒の姿なのだが、
しかし、餅まきはいつでも楽しいのだ。この時だけは、「欲望むきだし」で、とにかく、意地汚く、一つでも多くと、親兄弟も敵だとして、頑張るのだ。この時だけは、許されるのだ。
結局は、場所の問題なのだ。餅が飛んでこなければ駄目なのだ。集落で一番大きい祭りなので、餅も大量に用意されていたので、連れ合いと二人で、80個位拾った。
餅まきが終わると、神事は終了で、今度は神社の入り口の桜の木がある公園で、「宴会」だ。
お酒やビールなどのアルコールは厄年の人が奉納したものが提供されて、飲み放題で、つまみは有志の人々が作る、「おでんや、魚の焼き物や、焼きそばや、フランクフルトなど」が屋台として提供され、甘酒も無料で振る舞われて、賑やかにみんなはおもいおもいで椅子に座っての、飲み会だ。
暖かったので、とにかく、気持ちよく飲んで、楽しい時を過ごした。
4時頃に、終了したのだろうか、後片付けを手伝ったら、二次会があるからと誘われて、動く。
公園のすぐ下の、池田さんちが会場で、カラオケルームもあり、つまみも立派なものが用意されていて、本格的な二次会だ。20人ぐらいだったのだろうか、夜9時頃に家に帰ったのだろうか、もう記憶が曖昧なのだ。
連れ合いが餅まきが終わった後、家に帰ったので、この二次会のことを知らないので、連絡せねばと携帯をならしたのだが、「電池切れ」で通じずで、そのまま、飲んでる途中から、忘れてしまい、連れ合いは「暗くなっても帰ってこない」と、どこかの崖にでも落ちているのではないかと相当探し回ったみたいで、ものすごい心配をさせてしまったみたいだ。