DSCN3269

昨日(12/18)、朝、サンマを吊して丸干しつくりです。
熊野の冬の風物詩です。熊野でしか作れない一品です。脂が抜け落ちたサンマは、独特の味です。昔から、正月用のさんまずしと、冬の間、食べるサンマの丸干しは、熊野でしか味わえないものとして、熊野の文化でもあります。
熊野ではどこの家も新鮮なサンマを求めて、家ごとの味を作ります。熊野を離れた者にも、それぞれの家では送ります。
前日の17日に、遊木漁業組合が、山側の集落に特別に新鮮なサンマを持って来てくれました。こちらは、32キロほど、手に入れました。今年のサンマは大きくて、一匹が140グラム程で、300匹を確保しょうと思ったのですが、270匹ほどにしかなりませんでした。
すぐに、塩漬けにして、一晩つけ込み、朝に、水で塩を流して、吊しました。
吊す作業は連れ合いと二人で、サンマを紐で括って,吊すのですが、今年はこの作業はうまく行きました。
紐で上手く括らなければ、途中でサンマが抜け落ちてしまうのです。
3日間ほどで柔らかい干物が出来ます。昔は長期保存のために5~7日程干して固くなるように作っていましたが、この頃は冷凍保存ができるので、柔らかい干物がほとんどです。

DSCN3271


農家民宿の、朝ご飯にはこの丸干しが欠かせません。また、希望する人にはお土産用に渡しますので、年開けたら、また、丸干し作りです。
今回のは、知人、友人用に220程送りますので、手元には50程しか残りませんので、