辻本さんの「100年計画の人工の自然林造り」は、遂に種蒔きが今朝から始まるのだ。
もの凄い勢いで、事態が進められている。
秋に落ちる実と種として確保する事が進んでいて、確保した種を山に播く作業がはじまり。もう一方では、防御ネット造りの作業も同時並行的に進んでいます。
辻本さんの描いている設計図通りに事態が進んでいるようです。防御ネット造りと、種まきが同時に進行するとはこちらは思っていなく、まず、防御ネット造りが第一で、これをやり置いてから、種まきが始まるのだろうと思っていたのだが、現実の進行はもっと、豊かな進行なのだ。秋に広葉樹の木々が実をつけるので、これを確保するのが大事で、これを曖昧にすると、作業は一年遅れることになってしまうのだ。
辻本さんはこのことをよく知っているので、山での作業を進めながら、秋の実を確保することも同時に進めているのだ。
26日、午後に山に入りました。
辻本さんは昼食を終わったところで、これから山を下りて、ケヤキとカヤの実をとりに行くところでした。こちらは、一人で、山に入っていきました。
山は秋の色が出始めています。
堰堤から眺めた広葉樹17年目の山の姿です。
以下、図面と写真で進行を説明していきます。
図面が下手なので見づらいですが許して下さい。
全体は45町歩で、4四分の一がすでに17年前から手がつけられていて豊かな山の姿があります。
「人工の自然林造り」は、残り四分の三です。
山小屋や堰堤からは、この「自然林造り」の山は見えません。
資材は、台車で最終集積場まで運ばれて、ここから、ワイヤーで荷揚げされていきます。5つのポイントがあって、ここに資材が降ろされていき、最終は第5ポイントです。
ワイヤーでの荷揚げはすでに第5まであがり始めています。第一、第二までは完全にあがっています。
第一から第五までは所要10分で、ワイヤー上には、20キロの重さが乗れるらしく、一つ一つの荷物は5~10キロなので、同時に2~4ぐらいがワイヤー上にあります。この高度差は300~400~500位か、歩くと往復で2時間ほどで、健脚が条件です。
ワイヤーは高度差があるので、空中を斜めに渡してあがるようになっています。
この荷揚げと同時に、種まきの準備が進んでいます。
種は10メートル間隔で、土の中に埋める形で播いていくようで、10メートル間隔で、草刈りをして1メートルほどの道が造られ、そこに10メートル間隔で植えていくのです。すでに、幾つもの道が山を横断する形で作られています。
第一集積場です。もう荷物が半分以上あげられています。
最終集積場であると同時に荷揚場です。ここから,ワイヤーであげられていきます。
第一ポイントにあげられた資材
第二ポイントにあげられた資材
第三ポイントにあげられた資材。
第三ポイントから上を見る
種まきように作られた道。10メートル間隔で、草を刈って1メートル幅で。これが幾つも山を横断して作られています。
この高さまで来ると西北方向に、大峰連山が姿を見せる。
第四ポイントの資材。
種まきようの道。
第四から上を見る。
第四から下を見る
第五ポイント
第五ポイントでの資材
第五ポイント。ワイヤーの終点
第五近くから下を見る。
第五から下を
種まきようの道に草を刈ると同時に除草剤を散布し、その後、種を地中に埋める形で播く。
除草剤は地中で分解されて、無害化し、種まき、苗植えが出来るそうです。