

3/30、初夏を思わせるような暖かさの中、久しぶりに山に入りました。
辻本さんと森田さんの二人は、張り巡らした防護柵を強化するための作業をしていました。
電流を流すための発動機などはもうすでに山の頂上に据え付けられていて、柵の両脇は大きく草が刈られていて、準備が整いつつあります。
柵の下に漁網を敷いていますが、この日の作業はこれをしっかりと網に結びつける作業と、ワイヤーを150メートルの高さを一番上にして、何段かを固定する作業でした。


このように、柵の両側は管理できるように、また、漁網をしくためにまた、電流を流すので空間確保のために両脇が広く開けられています。
この強化作業はまだまだ続くようです。

これは、昨年秋に、実を種として地中に埋めるために10メートルごとに筋状に草を刈って、そして10メートルおきに、埋めたところのものです。見事に絵が描かれています。
これは左側の対岸の尾根から見たものです。
大体山の中段ぐらいから下に種として埋められています。また、このあたりから下の方にコナラが植えられています。
下の写真は、中段から上の写真で、まだこれからの所だというのがよくわかると思います。

これも対岸の中段より、下の写真です。




大峰の連山から、雪が消えています。

このようなかっての防護ネットの残骸が山のあちこちに放棄されていて、これの処理も大変な作業として残っています。
辻本さんは、今後の事では、「山を管理することの作業」と「実を種として地中に埋めたのが芽を出してきたらこれを草に負けないように保育する作業」が、大変になるだろうと言われています。確かにそうだろうと思います。
山の広さが作業を大変にします。この始まった山造りを何としても前進させることを訴えます。
3/20、県の熊野事務所の紀南地域活性化局の西村局長が山見学に来ました。
午前中二時間半ほどの滞在でしたが、荷揚場を越えて、山が見えるところまで入り、辻本さんと山造りについての意見交換をしていました。
また、次はもっと時間をかけて山を歩いてみたいと、語っていました。
県の人で、山訪問は林業課の人を除いては初めてです。
今後多くの行政の人にも積極的に山に入ることを希望します。


椿の花が、またタラの芽も出てきていました。