1/23、「100年計画の人工の自然林造り」の現場に行きました。この日も寒い日でしたが、山の現場は頂上付近だったので、風が強く、吹き飛ばされそうになるほどで、その中でも防護柵作りが進んでいました。
図面と写真で紹介行きます。

山全図 1/23 20150124
6ポイントに荷揚げされた資材を使っての防護柵作りが、
A~Bにかけて展開されています。山全体の半分を対象にした防護柵作りです。
B"~Cまでが、このA~Bが終われば、3月に予定されています。C~Dまでが、昨年に防護柵作りが完了している。
山全体の左側になり、右側にはまだ資材が揚がっていません。
Aポイントは、17年前から始められている「広葉樹の山」の頂上に当たります。そしてBポイントは、この三ツ口山の頂上です。頂上付近は杉・檜の木が植わっています。
A~Bで、山の左側は「広葉樹の山」も含めて、完全に防護柵ができあがることになります。これをこの2月中に完成させることを目指しての作業です。山の頂上付近だから、風が強く、身体が吹き飛ばされそうになるので、この日も、金網を張る作業が中止でした。
ポイント6に荷揚げされた資材は、徒歩で、A~Bの間に置いていく作業は、一つ一つの資材が15キロほどを担いで急峻な山を上り下りしておくのですから、大変です。

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上の写真二枚は、ポイントA地点です。ここが「広葉樹の山の防護柵の頂上です。

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上の写真三枚はポイントB
で、三ツ口山の頂上です。この頂上付近は、杉・檜の造林でまだ残っています。
標識では1005メートルになっているが、「国土地理院の25000分の一の地図」では、900メートル台でなっています。
ここまで、防護柵が張られていて、金網も着けられています。ここから右下にBまで防護柵が張られていきます。

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この上二枚は、丁度中間に当たるポイント6付近です。荷揚場でもあります。
作業は、まず、地中に鉄杭を打ち込み、それにパイプをはめ込み、ワイヤーを6段にパイプに固定して張っていきます。そして、これに金網ネットを張っていき、最後には根元の漁網ネットを張って、地中からの進入を防いで完成です。

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ワイヤーを張る作業をしている辻本さんです。
寒いから防寒はしっかりしているがそれでも寒いです。

とにかく、この防護柵作りも含めて、全ての作業は辻本さんと森田さんの二人での作業です。高くて広大な山を二人で新しき作っているのですから、感動です。日本の山で、おそらく二人での作業でやっているところは無いと思う。

頂上付近からは、対象の山がほぼ、全て見渡せます。広いと言うことがあらためて実感できます。

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全山を防護柵で囲い込むのは3月中には完成させる予定です。が、この作業中にも実を種として地中に埋め込む作業が入るようです。秋に収穫した木の実が芽を出す前に種として埋め込む必要があるので、この2,3月中にやらなければならないようです。

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山が高いですから、西方向には遮るものがありませんので、大峰連山=奥駆け、や大台が原と、和歌山、奈良、三重と県境の山々が全て見渡せます。