DSCN3925

昨日(4/24)、午後から、待望のウナギの放流が行われ、この作業を手伝いました。
この日にウナギの放流をやるとの連絡を大又川漁協の事務長の更家さんから貰って、朝の内のアユの放流に続いての連続作業でした。
市が、(ウナギ文化を絶やさない)と言うことで、毎年放流し続けているものです。
ウナギは成長に時間がかかり、およそ、7~10年ほどはこの大又川で生き続けますので、放流しても実際は大又川で育っていく天然ものです。
その点では、養殖物とは雲泥の差です。

この日は、空路ー宅急便ということで届いたウナギを市の職員が来るまで運んできました。
ポリ一袋に約200匹が入っていて、それが全部で9袋で、1800匹です。
昨年は1000匹だったので、ほぼ、二倍です。シラスがたくさん採れたので多く確保出来たようです。

この9袋を大又川流域の9ポイントに一袋ずつ流しました。
ウナギは元気で、ポリ袋の中でも元気に動いていました。

DSCN3926

川に入れたウナギは結構大きいものでした。15センチの長さのものというのが基本との事でしたが、中には30センチほどのものも入っていて、もう獲っても良いのではないかというものもありました。

川に入れたウナギは水が冷たいと感じたのか、ほとんど動かずと言う状態でした。その内に徐々に動き出しましたが。その点では稚アユとは全く動きが違いました。

DSCN3927

これが川に入れた直後のウナギの姿です。

これが、2年、3年と経てば美味しい天然ウナギとなっていくのです。

今、日本でこのように川にウナギを放流して、(ウナギ文化)を継承している地域は少ないと思います。
本当に希少価値があります。
しかも、このウナギは誰でも獲ることが出来るのです。許可も必要もなく、川を愛する人ならば誰にでも解放されています。
誰でも簡単に獲れるという訳にはいきませんが、夢とロマンがあります。
挑戦するだけでも楽しいことです。
その点では、この大又川流域のウナギ放流事業は本当に価値ある文化です。
前日の午後から、餌を確保し、仕掛けて、翌朝、朝露を踏んで引き上げに行くという作業は、本当に得難い体験です。
うまくいけば、ウナギの蒲焼きにありつけます。