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4月23日、五郷の湯ノ谷の奧にある、辻本さんの山に入りました。
辻本さんの山は、45町歩の大きさの山です。この山は、200年の長期の遠大な目標を持って始められた、広葉樹の山作りの山です。
現在は4分の一ほどが、17年ぐらい前に植えられた広葉樹が茂る山になっていて、残り4分の三はこれから、植生が始まる山です。
杉、檜の人工林は、山の荒廃しかもたらせないということを営林署時代の昭和35年頃から、気がついた辻本さんは、その後、幾たびか広葉樹の植生を試みても、国策としての杉、檜の人工林作りの流れの中では絶えず中途で潰されてきたという体験から,独力で自分で山を持ち、広葉樹の山作りをはじめたのです。
辻本さんは、日本の山を造りかえるということを目指して、自らがその礎になればと言うことで山作りを始めています。
約12種類以上の広葉樹が植えられています。広葉樹による山作りは三層の山作りとして、高層、中層には広葉樹が、下層には、ワラビ、ゼンマイ、蕗、ゴンパチなどの山菜などが豊かに繁るという山で、そして、お釈迦様の甘茶の木が下層植生として至る所にあるのです。
植えられている広葉樹の木々は、その一つ一つは、木の特性が研究され、有用な価値を持つものとして計画的に植えられています。
例えば栃の木は、花が美味しい最高のミツバチになること、そしてその実は食用として活用出来、成木は、材木として使えるということを計算して、植えられているのです。ミツバチを獲るために日本ミツバチの巣箱が設置されています。
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上の建物は、山作りの為の山小屋です。大きな石垣の上に大きなきの柱で建てられていて、広さが30坪ほどで、大きな囲炉裏が置かれています。一度に多くの人が囲炉裏を囲むことが出来ます。

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山小屋の周りでは石楠花が満開でした。山小屋の周りには、桜なども植えられており、また、蛍の餌のかわにな が水槽の中で育てられており、蛍が飛び交います。また、谷にはアブラハヤが放流されています。

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下層植生としてのコゴミです。ワラビ、ゼンマイ、蕗、ゴンパチなどの山菜が溢れています。また、五郷小学校の子供たちはササ百合を植えています。

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広葉樹が植えられているところは鹿対策用の防御ネットが張り巡らせれています。辻本さんは、最高の食べ物のお預けを鹿が喰らっていると笑っていました。可哀想だが、まだ、ネットは外せないと。

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これからの植生の予定の場所です。もうすでに辻本さんは資材を調達しています。広くて、高いところに資材を上げるだけでも大変な作業です。植生はさらに大変な作業になると思う。

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山の頂上は1005㍍です。大台ヶ原や大峰の連山が見渡せます。

辻本さんの山は、杉や檜の人工林には絶対に無いものが溢れています。山の豊かさ、美しさ、楽しさで一杯です。
これが本来の山の姿だと思います。山は海の生命の源です。保水力を喪った山は、荒廃と災害をもたらすだけです。

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辻本さん夫婦の写真です。