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昨日、19日を雨で延期とした山づくり現地見学=体験会をやりました。2名の参加で、朝8時に集合し、8時半前に山小屋に到着し、若干の打ち合わせの上で、さっそく行動開始で、9時過ぎにこの日の作業現場に到着。
この日は、辻本さんと森田さんは、谷沿いのところで、「地拵え」をしながら、欅の苗植えでした。
欅は、中尾根の入り口を入ったところにある欅の実が落ちて、芽を出して50センチぐらいになっているのを苗木として確保して、現場まで持ち込んだいました。
50センチほどの長さになっているので、根もほぼこれぐらいの長さになっていて、これを長さ50センチ以上の鉄筋で、堀り起こして、木の根を気づつけないようにして、運ばれていました。

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作業中の辻本さんは、作業の手を止めて、対応してくれて、結局昼食の12時過ぎまで、山づくりの内容を話してくれました。
参加した二人の方は、山歩きや6月の「集い」に参加している方々で、この日は、作業を手伝うと意気込みで、鉈や、鎌を持参しての参加でした。
いろんな質問が飛び交い、また、山づくりの夢を巡っても議論となり、また、辻本さんの方から、「自然林造りだが、そのなかに、遊びや楽しみもあるようして山づくりを進めているとの話」があるなかで、具体的に来年の春の「集いの」準備も今からしておかなければならいのだという話に、栃餅用の栃の実はすでに確保しているということも話されて、そのなかから、栃の実でのパン作りができないのかということや、山の木の実でジャムづくりの話など、そして、山の空間を活用するためのプランや実行のために動くことなど、実り豊かな議論となりました。
森林空間を活用すれば、立派な経済活動が成立し、幾人かの人間が生活していける山に、三ツ口山は確実になることは明白だと、辻本さんは具体的なイメージも含めて展開されました。
そして、山が放置され、管理もされてない山が増えてきているが、もう、管理、維持できないで放置するのであれば、山主は、「国に山を返すべきだ」という意見も出され、日本の山の現実についても有意義ある議論が展開されました。
「守る会」は、森林空間活用林を動かしていくために、自分らで、「作りあげていくことの必要性と実行」が強く辻本さんから求める意見も提起されました。
「山の所有者は、自分だが、その土地に、自分らで植えたり、育てたりしたらそれは「守る会」のものだ。
逆に自分らで、作らないで、利用するだけというのは問題がある。」、と、積極的に活用するために頑張れと叱咤激励されました。
昼食後、栃の実拾いに出かけました。
こちらが、どうしてもはずれなければならい用事ができてしまっていたので、これには参加せず、早退しました。

帰り道で、大峰の山をみれば、雲がカーテンのように降りてきていて、陽が、カーテンによって、「明暗」が造られていました。

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