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昨日の地元新聞の吉熊新聞は、熊野での冬のサンマがまだ水揚げが無いことを報じています。

実際にこちらもこの冬では姿を見ていません。
毎年、12月には熊野灘まで南下してきた脂が落ちたサンマは、冬には欠かせないものです。
熊野でしか味わえない大事なものです。
脂が落ちたサンマだから干せば絶品の味です。また、サンマ寿司は、独特の味として熊野でしか味わえないという特産品です。
浜に干されるサンマの姿は、熊野の風物詩です。
正月のお膳にサンマ寿司が載らない家はありません。各家が独自の家に伝わる味でサンマ寿司を握ってきています。大昔からの熊野での正月です。サンマ寿司の無い正月は考えられないのです。
が、
今年の正月はどこの家庭でもサンマ寿司は作れなかったのです。
かろうじて、冷凍技術の発達で,寿司菜として、冷凍になっていた寿司菜としてのサンマを買って、作ったのです。我が家も年末の28日にこれはピンチということで、手に入れて、なんとか正月に5本だけのサンマ寿司を作りました。
サンマの丸干しは作れそうにもありません。