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辻本さんは、今日も山に入っていました。(4/16)
「保育の段階」の作業として、茨や、その他の木々の成長の妨害となる草木を切り倒す作業です。
麦わら帽子をかぶっているのは、大きな鎌で茨を切りつけるとその茨が体の方向に倒れ掛かった来るので、顔を防護するためにひさしのある麦わら帽子でなければならないとのことです。
大きな鎌で刈っていきます。

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この鎌を振り下ろして刈っていくのですが、下の石があったりすると、左右に振り分けながら刈っていきます。打ち下ろす角度が問題ですが、同時に刈った後の木の切り口が問題なようです。切り口から芽が出るようであればダメなので、そのことも絶えず、考えながらの作業です。
急峻な崖のようなところで、足場の確保も難しいようなところ作業は続けられています。

広葉樹の山づくりは如何に大変なのかがわかります。
林野庁が「広葉樹の山づくり」を「天然更新=実際は放置造林」だとか、「杉・檜の間にも、広葉樹の植栽を」と、全く無責任な何の実効性の無い方策を打ち出していますが、本当に日本の山の姿を見れば今何が問われているのかと問いたい思いです。
一度、多くの人々に三ツ口山の「広葉樹の山づくり」の現場に足を運ぶことを訴えます。

山は春が深まっています。

栃の木の葉は緑一色です。

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山小屋周辺の西洋シャクナゲは咲きだしています。

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谷の水を引っ張っているところではワサビです。

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山アジサイに早くも蕾が見えました。

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