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地域の安全と繁栄を祈願する例大祭が行われた。自分の子供時代の祭りは、他所から持ち込まれる文化に触れることができる唯一といえる場であったから、この祭りには特別の思い入れがある。過疎化と高齢化で、この例大祭も年々寂しくなっていると言われているが、それでも賑やかに神事や餅まきが行われた。
朝7時半から、集落でのお祭りを祝う食事会から、始まり、9時からは子供御輿が出発し、10時から、神社で神事が執り行われた。子供が踊りを奉納しているのが、上の写真です。神事と平行して、いくつかの集落の屋台が酒のつまみを提供してくれた。昔は、たくさんの屋台が並び、見たこともない様々な遊びがあったのだ。少ない小遣いを握りしめて、何度も屋台の前を往復して、ほしいものを手に入れたものだが、その往時の賑わいは無くなっていた。屋台も地元のグループの屋台だけが出ているだけなのだ。
午後1時からは、みんなが待ち望んでいる餅まきが始まった。餅をたくさん確保できるかどうかは、場所取りが旨くいくかどうかだ。上を見て飛んでくる餅を掴んでいたら数は少ないのだ。ただ、下を向いて、落ちてきた餅を人より早く掴むかどうかなのだ。
餅まき、餅拾いは、短い時間での、単純な行事だが、何とも言えない興奮が自分を支配するのだ。やめられないものである。今回自分が確保できたのは20個だった。

最初の写真は、餅まきの始まるのをまつ人々です。