甘茶を摘みました。
甘茶を揉んでいます。
ほぼ、揉み終わりました。
揉んだ甘茶を乾燥させています。
甘茶の挿し木苗を作っています。
自然=健康食品の甘茶を地域特産品として、生産販売する事業が始まりました。2月9日に、「熊野・三ツ口山甘茶栽培研究会」が、設立されました。
三ツ口山に自生している甘茶を「耕作放棄地」に移植して、栽培するという画期的な事業です。
「研究会」の「生産事業計画」では、地元の五郷と飛鳥の農家9軒の協力で約8反5畝を確保している圃場に、1万8千本の苗木を植栽し、5年後には、約1トンの甘茶を商品として販売するとしています。
この計画を支えるために、「山遊びの会」は、三ツ口山での甘茶の収穫と、挿し木苗づくりに今年の最大の「山遊びの会」の行事とすることにしました。
6月、7月、8月、9月の4か月間、雨の日以外は、休みなく山に入り、作業を続ける予定です。
皆さんの積極的な参加をお願いします。
作業は、山で、甘茶の枝を剪定し、山小屋の周りで、葉をしごいて、石の上で、揉み、乾燥させる作業と、剪定した枝の中から挿し穂を作り、これをプランターに挿し込んで、苗木を作るという作業です。
午前中に、枝を剪定し、午後から、甘茶づくりと、苗木つくりをやる予定です。
この作業は、「広葉樹の山づくりが、毎日続けられている現場」です。
山は、急峻で、足場が悪く、岩石がゴロゴロしています。山づくりの厳しさを体で実感できます。
何よりも、実生を軸にして、様々な木が育っています。歩き所のすべての足元には木があります。よく見なければわかりません。とにかく、ススキと茨以外は、傷つけることは許されません。慎重な上にも慎重な行動が絶対です。
間違っても、踏んでしまうことや、刈ってしまうこと、伐ってしまうことは許されません。
甘茶を提供してくれる辻本さんは、「もし、傷つけるようなことがあれば、提供はストップだ」という当然の厳しい指示です。
甘茶は山のあちこちに自生しています。参加する方は、4月、5月から、事前に一度は、自分が剪定する甘茶を下見で確認してもらうことが必要です。
この4月、5月、6月は、山菜の季節です。この作業に参加した方には、山菜を採って、お持ち帰り自由です。
辻本さんが進めている「広葉樹の山づくり」が、地域の特産品づくりのために提供するという所まで、進んでいます。「山づくりを人々を豊かにする有用なものとする」という辻本さんの山づくりの心が、具体的に実を結んでいるのです。
一日に挿し木苗を200本作ることと、甘茶を2キロ確保することを最低の実現目標に置いています。
なお、この計画のために、その他の行事は予定していません。山歩きを希望する方は、事前に登録の上で、各自で歩いてください。
毎年6月に行っている「豊かな自然の恵みと美しさを味わう集い」は、今年もやりますので皆様のご参加をよろしく、今年で「第5回目です」。6月23日の日曜日です。