雨予報の中での開催でしたが、終わりごろに雨が降るということでしたので、それなりに楽しんでもらえたのではないかと思います。
第5回まで、続けれたのは、やはり、「山づくりの力」だと、あらためて、確認しています。
今年は、「三ツ口山で、自生している甘茶を、山の恵みとして、提供する事業が開始される」という、一つの画期の中で開きました。
辻本さんの広葉樹の山造り」が創り出した一つの象徴です。
甘茶は、もともと、日本の多くの山で自生していて、それぞれの地域で、活用されていました。その代表的なものは、お寺での「お釈迦様の誕生日を祝う、花祭りでしたが、その後、ほとんどの山から、消えていきました。三ツ口山では、自生しているのは、広葉樹の山づくりで、復活再生させたからです。戦後の杉、ヒノキの拡大造林は、杉、ヒノキ以外は、認めないというもので、今や、山とその周辺では、動物たちすら、生活できない状態です。
この戦後の林業政策の在り方が、根底から、見なければなりせん。
それと、杉・檜の山は、「経済林として価値あるものとされ、広葉樹は、有用ではないとされてきて、今でも近間違った観念が支配しています。これが、間違っていることを、具体的に明らかにしているのは、「甘茶を山から、持ち出して、提供するということ」です。
今回は、「甘茶生産事業のことが、報道されたりして、関心が高まった」ということもあり、名古屋や、大阪などからも参加してくれました。